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放課後クラブ(ハレ系)トクヨク

榊ノ下さえ

榊ノ下さえ

25歳 T165 B85(E) W58 H90



--/平均--
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榊ノ下さえ
5月3日11時02分
by 榊ノ下さえ
榊ノ下さえ、1日目。

転校初日。
教室に入った瞬間、私は感じてしまった。

これは、念だ。


目に見えない圧。
悪意ではない。
むしろ好意。

だが未熟。
未熟な念ほど、身体に悪い。


「……榊ノ下さえです」

名乗っただけで
クラスの空気が微妙に重くなる。

そう、オーラが漏れている。
 


席に着いた瞬間、早速来た。

「ねえ、部活決めた?」


来たな。
念能力者への初期接触。

私は思う。

こいつら気づいているのか?
自分たちが今、無防備に円の中へ入ってきていることを。


「部活……ですか」

私はゆっくり答える。焦りは禁物。
念は感情に左右される。


「まだ、決めていません」


すると始まる。

「運動部向いてそう!」
「文化部も合いそうだよ!」
「ラグビー部とかどう?」


なるほど。
系統が読めないと思っている顔。

強化系か?
操作系か?
それとも特質系か?

私は一瞬、目を伏せる。
この沈黙は制約と誓約。


「部活って……軽い気持ちで入っていいものなんですか?」


空気が止まる。
そうだ。念に軽い気持ちは存在しない。


私は続ける。

「私、力を使うなら
 ちゃんとルールを決めたいんです」


制約を設けた能力は強い。


クラスメイトがざわつく。

「なんか…やばくない…?」
「考え方が…中学2年生…」
「オタクこわ…」


(気づいたか)

「今はまだ」


私は微笑む。

「ハンター試験の途中なので」



意味は分からない。
だが何かは伝わる。
それでいい。



放課後。
何にも所属せず
すべての勧誘を断り
私は校門を出る。


背中に感じる視線。
ああ、分かる。
 

これは仲間を見る目じゃない。
観察対象を見る目だ。

榊ノ下さえ、1日目。
部活には入らなかった。


私はまだ何者にもなっていない。



榊ノ下さえ


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