放課後クラブ(ハレ系)トクヨク
榊ノ下さえ
25歳 T165 B85(E) W58 H90
験
談

朝の教室は、なぜか少しだけ騒がしかった。
誰かが机を叩きながら笑っていて、誰かが「やばいって」と言っている。私は何がやばいのか分からないまま、その横を通り抜けて自分の席に座った。
一時間目は数学だった。
先生が黒板に向かって何かを書いている間
私はずっとシャーペンの芯を出しすぎては折り、出しすぎては折りを繰り返していた。
机の上が、黒い粉みたいになる。
指で触るとさらに広がった。
机の上が工事現場みたいだった。
昼休みになると皆が一斉に立ち上がる。
学食組。購買組。
誰かの席で食べる組。
私は机の中から弁当を出す。
今日は校舎裏に行く気力がなかったので
教室で食べることにした。
弁当を開ける。
唐揚げは落とさなかった。
成長。と思った次の瞬間
卵焼きを床に落とした。
拾って食べた。味は変わらなかった。
午後の授業では、先生に当てられそうになって、勢いよく立ち上がったら自分の名前じゃなかった。
放課後のチャイムが鳴る。
私は安心して立ち上がる。
榊ノ下さえ、6日目。
学校では相変わらず、目立たず静か。
でも今日はまたピンクの世界に行く予定がある。私は鞄を持って、教室を出た。
榊ノ下さえ
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