放課後クラブ(ハレ系)トクヨク
榊ノ下さえ
25歳 T165 B85(E) W58 H90
験
談

体育はペアを作る授業だった。
私は近くにいた女子と組んだ。名前は知らないけど同じクラスの子だったと思う。
準備運動を一緒にして、ボールを触る前にその子が「トイレ行ってくる」と言った。
私は「うん」と答えた。
それから、その子は戻ってこなかった。
最初は気にしなかった。
よくあることだと思った。
授業は普通に進んで、みんなはペアでボールを投げていた。私は壁の近くに立って、それを見ていた。先生は一度も人数を数えなかった。
チャイムが鳴って、授業が終わった。
更衣室へ向かう途中
廊下の奥に人影が見えた。
さっきの子だった。
体操服のまま、濡れたみたいに髪が顔に張りついていて、足音がしなかった。歩いているのに床を滑っているみたいだった。
私は立ち止まった。
その子も止まった。
距離は十メートルくらいあったのに
声は耳じゃなくて頭の中に直接入ってきた。
「まだ……終わってない」
口は動いていなかった。
その子の体が、少しずつ傾いた。
首の角度が、人間の曲がり方じゃなかった。
関節の音が、廊下に小さく響いた。
私は動けなかった。
その子が一歩、こっちに近づいた瞬間
廊下の電気が全部消えた。
暗闇。
そして誰かが走る音。
悲鳴。
非常灯がついた時には
廊下には誰もいなかった。
私は制服に着替えて、靴を履いて校門を出た。
帰り道、ガラスに映った自分の後ろに体操服の人影が映った。
振り返ったが誰もいなかった。
榊ノ下さえ、8日目。
帰りにファミマで盛り塩を買った。
榊ノ下さえ
お電話の際に「フーコレを見た!」とお伝え頂くだけで、掲載店にフーコレの重要性を伝えることができ、当サイトが活性化しますので、ご協力をお願い申し上げます。







