お店一覧に戻る

放課後クラブ(ハレ系)トクヨク

榊ノ下さえ

榊ノ下さえ

25歳 T165 B85(E) W58 H90

体
験
談
--件/平均--点
削除0件 未承認0件
榊ノ下さえ
9月15日12時13分
by 榊ノ下さえ
榊ノ下さえ、15日目。

榊ノ下さえ、15日目。

今日は学校で特に何もなかった。

机はなかった。
椅子もなかった。

自分の席の場所には
いつもの床だけがあった。

もう慣れたので、鞄を置いてそのまま正座する。一時間目も正座。二時間目も正座。

途中で先生が黒板の前からこちらを見て

「榊ノ下さん、姿勢がいいですね」

と言った。


ほめられたので、少しだけ背筋を伸ばした。
正座マスターなので足はあまり痺れない。

たまに存在を忘れるくらい。

昼休みも、床で弁当を食べた。

教室の隅で、正座のまま。
もう誰も気にしない。私も気にしない。

そういう日常になった。


放課後、家に帰る。

靴を脱いで鞄を置いて、自分の部屋を通り過ぎて、そのまま台所へ行く。制服を脱いで、代わりにパン職人の服に着替える。

白いシャツ。エプロン。
ちょっと大きい帽子。

気分だけは職人。

今日はパンを作る日だ。

理由は単純で、また寝坊するから。
対策が必要。

粉を量って、ボウルに入れる。
砂糖と塩とイーストも入れる。
水を少しずつ足して、混ぜる。

まとまってきたら、台の上でこねる。
叩く。伸ばす。折る。また叩く。

途中で無になる。

手だけが勝手に動く時間。

気づいたら、生地がちゃんと生き物みたいな触り心地になっている。発酵させて、その間に次の生地を作る。

プレーン。チョコ。チーズ。
あんこ。カレーパン用のやつ。

丸いの。細長いの。
ちぎると楽しいやつ。

成形して、並べて、また待つ。

それから台所の奥にある業務用のオーブンのスイッチを入れる。家にあるには少し大きすぎるやつ。パン屋がそのまま引っ越してきたみたいなやつ。

中に天板を入れて、扉を閉める。
低い音で、ずっと動いている。

オーブンの前に座って、しばらく眺める。
パンが少しずつふくらんで色がついてくる。

部屋が完全にパン屋のにおいになる。

だいたい成功。


これだけあれば
寝坊しても三日は生きられる。

少し安心する。



榊ノ下さえ、15日目。

今日は学校に机も椅子もなかった。
でも姿勢はほめられたし、パンも焼けた。

だいたい順調な一日だった。




榊ノ下さえ


女の子ページへ

彼女の
体験談

読む 書く

お電話の際に「フーコレを見た!」とお伝え頂くだけで、掲載店にフーコレの重要性を伝えることができ、当サイトが活性化しますので、ご協力をお願い申し上げます。