放課後クラブ(ハレ系)トクヨク
榊ノ下さえ
25歳 T165 B85(E) W58 H90
験
談

夜。自室。
私は寝る前にベットの中で
スマホの画面を見つめていた。
部活を作ると戸田教頭に宣言してから
もう5日が経っている。
頭の中にあのときの言葉がよみがえる。
「実績を作ってきてください。一週間以内に。」
一週間。
その期限まで、あと二日しかない。
私はベッドに体を預けて天井を見る。
巨大魚だと思ったらただのゴミだった。
ビッグフットだと思ったらただの変質者だった。
それはムー研究会の実績とは言えない。
私はもう一度スマホを見る。
Twitterで「UMA」「未確認生物」「目撃」などの言葉を何度も検索するが、目ぼしい情報は見つからない。
一応、数日前にこんなツイートもしていた。
UMAを探しています。
目撃情報があれば教えてください。
そのツイートのインプレッションは23だった。
いいねやリプなどの反応も特にない。
正直、期待はしていなかった。
その時、通知がピコンと鳴った。
知らない人からDMが送られてきていた。
「UMAを探しているというツイートを見ました。確実にいる場所を知っています。」
私はしばらく画面を見つめたまま動かなかった。こういう情報は嘘も多い。からかいだったり、ただの思い込みだったりすることもある。
それでも。
今の私には縋る理由があった。
残り二日。
私は返信した。
そこからその人と何度かDMをやり取りした。
相手の名前は知らない。
どんな人なのかもわからない。
けれどやり取りをするうちに
ひとつだけわかったことがある。
この人は冗談で言っているわけではない。
すべての情報がかなり具体的だった。
もし嘘だとしてもここまで言えるものなのかと少し思った。
私はスマホを握ったまま、小さく息を吐く。
もしかしたら今回こそ。
いや、違う。
今回は、きっといる。
次の日の昼休み。
私は山田と可動域広子を呼び出した。
二人が来るのを確認してから私は口を開く。
「ついに見つけました。UMAです。」
山田が少しだけ前に身を乗り出した。
「ほんとですか……?」
可動域は腕を組んで少し疲れた顔をしている。
「どうせまたさあ……」
2人とも最初の時より乗り気ではないようだ。
それも仕方ないと思う。ここまで二回、結果は違っていた。
けれど。
今度は違う。
私は二人をまっすぐ見て言った。
「中洲の楽園ビルに、チュパカブラがいます」
「見つけに行きましょう。」
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